アメフトと怪我
子供がアメフトをするにあたって一番心配する事は、「怪我をする危険性が高い」ということではないでしょうか。
アメフトでは、怪我をしないためにいろいろな事を気をつけて練習や試合が行われているのは息子がアメフトを始めてからのことです。
子供にアメフトをやらせるのはよい決断なのか 危険性について考える
で以前にも怪我について記事を書きました。
アメフトを始めるにあたって
小学校4年生でアメフトをはじめた息子。最初は心配で心配でたまらなかったのです。特にPeeWeeリーグでは他のスポーツと同じく保護者の方がボランティアでコーチをしています。
「専門的な知識が無い人に自分の子供を預けてよいの?」と思っていました。
息子が小学校4年生の時に旦那の知り合いがコーチをすることになりました。
そして「息子さん、アメフトやらない?」と誘われたのです。
いろいろと聞いてみると、その方も高校でアメフトの経験があり、そのほかにPeeWeeフットボールの経験がある方たちと一緒にコーチをするということです。
そして全員が高校でアメフトの経験があり、そのうちの一人はセミプロでのアメフトの経験もあると言う事です。
息子と旦那に押し切られるかたちで、息子がアメフトをすることを了解しました。
それでも心配でたまりませんでした。実は、息子はその当時、他の子よりも体が大きかったのですけれどね。
アメフトを始めてみたら
息子がアメフトを実際に始めてみると、「こんなに面白いスポーツだったのか」と思ったのを覚えています。それまでにテレビでアメフトを観戦したことはありましたし、それなり好きではあったのですが、自分の子供がプレイするとなるともっと観戦するのは楽しいです。
息子が実際に練習や試合の経験を積んでいくのをみていて思ったことは、きちんと怪我をしないようにタックルの正しい仕方を教えてもらうし、そのための体作りもするということです。
もちろん、不運な事に怪我をしてしまう子供もいたのですが、特に大怪我ということはなかったです。
息子も特に何の問題もなくプレイすることができました。
高校のアメフトはまた違う
高校生になって息子が1年生の時は、2軍のチームに所属していました。
最初は控えとして、シーズンの終わりにはスターターでした。
この年、はじめて選手が試合中に怪我をするのを目の当たりにします。我が高校のLB(ラインバッカー)が強いあたりで膝をけがしてシーズンを棒に振ります。
この選手実は、野球のほうが得意な選手なのですが、怪我のために春の野球のすることができませんでした。
またG(ガード)の選手も怪我で3週間ほどプレイが出来ませんでした。
1軍でも何人か数週間から数ヶ月の怪我を負った選手が何人かいました。
心配と思いながらも何故か自分の子供は大丈夫と思っていた私なのですが。(根拠は全くありません。
ですが、息子がSophomoreになって1軍に所属することになって急に心配になったのです。
1軍の試合
今シーズン最初の試合は、息子の1軍デビューの試合でもありました。去年2試合ほど1軍に控え登録したことがあるのですが、フィールドに立つ事はありませんでした。
今年は第1試合目からスターターとして試合に臨みました。
ディフェンスの活躍が目立ったこの試合。オフェンスはなかなか自分たちのプレイが出来ていない様子。最初の攻撃は1ドライブのみ。息子のミスでQBがサックされもしました。
こんなんじゃ次の試合出れないよなんて思っていたのですが、よくみると息子がブロックする相手チームの選手は、息子よりはるかに体がおおきいのです。
靴が違う
ハーフタイムを終えて選手たちがフィールドに戻ってきました。よくみると息子が他の選手と違う色のクリーツを履いているのです。(高校の1軍はクリーツもユニーフォームの一部としてチーム全員が同じデザインのものを支給されます)
なんで?と思いながら観戦していました。
試合後
試合後、選手たちはバスに乗る前に家族や友達と話したり、写真をとったりする時間が与えられます。(今回はアウェイの試合、選手はバスで学校まで帰ります。)
そのときに息子が
「これ僕のクリーツじゃないんだ。」
私、
「えっ、なんで?」
息子、
「足を踏まれて、クリーツが壊れた。」
このときは、勝利の興奮と息子が痛そうにしていなかったので特に何も考えていませんでした。
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次の日
旦那が、息子が足を痛がっていた事を私に伝えます。
その時初めて私は、もしかして思っているよりひどい怪我をしているかもしれないということが脳裏をよぎります。
歩けていると言う事は、骨は折れていないということ、でももしかして。。。。。
息子は学校でのミーティング中だったのですぐには話すことができませんでした。
万が一の場合に備えて話し合う
家に帰ってきた息子は幸、軽い打ち身だけだったのですが、もっと深刻な怪我をする場合もあります。
話したこと
- 何か違和感を感じたときにはすぐに言う事 学校でトレーナーの先生に見てもらうこと
必要であれば、医者につれていくのできちんと親の私たちに報告すること
- 怪我をほっておくと将来、問題が生じる事を自覚すること
怪我を我慢して怪我をしたまま、プレイをした選手がその後、指が上手く動かせなかったり、膝に問題をかかえて居る事を息子によく言って聞かせました。
試合に出たい 自分のボジションを失いたくないと言う思い
アメフトが大好きな選手たち。試合に出たい言う思い、自分のポジションを失いたくないという思いが本当に強いのです。
怪我をして練習や試合に参加できないで居ると悶々としてしまうのでしょう。怪我が回復してくると誤魔化して練習に参加しようとする選手がいるようです。
怪我をした選手は、医者の許可がでるまで練習に参加できないのですが、コーチを言いくるめて練習に参加しようとするのです。(コーチの数が多いのでそういうことをする選手がいるということです。)
アスレティックスディレクターやコーチたちが怪我をした選手のステータスをしっかり管理しているようで、不確かな場合は、保護者に連絡をとるなどして、怪我をしている選手が医者の許可が出る前に練習に参加することを防いでいるようです。
息子が
「怪我していた選手が、もう大丈夫と言って練習に参加しようとしたけれど、医者の許可がでていないからコーチがストップをかけたんだ。」
といった事がこの一ヶ月だけでも何回かありました。
コーチたちがしっかり管理しているのを聞いて少し安心しています。
まとめ
1軍の試合を観て思ったことは、2軍の試合とはレベルが違うと言う事。その分怪我をする確立も高くなります。息子には、何かあったときは私たち親やコーチたちに報告する事、自己管理を怠らないことを自覚していってもらいたいです。親としては、息子の様子をよく観察して見守っていくしかありません。
良いシーズンをおくれる事を願っています。