高校生がアメリカフットボールで怪我をしないためには
アメリカンフットボールといえば、危険なスポーツというイメージを持っている人が多いと思います。実際には、危険なスポーツだと思います。では怪我をしないためにどのようなことをしているのでしょうか。
体作り
まずはしっかりと体をつくることです。アメリカンフットボールはコンタクトスポーツですから、他の選手とぶつかったときに受け止められる強い体つくることと相手をかわす俊敏性を養うことが大切です。
アメリカの高校生は中学生の頃からウエイトトレーニングなどを行っています。
マウスピースを使う
小学生がアメリカンフットボールをはじめるとマウスピースを口の中に入れていることを教え込まれます。プレイ中でなくてもフィールドに立っていいるときはマウスピースを口の中に入れていなければいけません。
また試合中も誰か一人でもマウスピースを口に入れていない選手がいるとプレイは始まりません。
高校生にもなるとマウスピースをいれていることは、常識ですが、皆こうやって小さい頃からきちんと教えられるのです。
正しいタックルの仕方を学ぶ
次に覚えるのが正しいタックルの仕方を学びます。もちろんこれも高校生にもなれば常識ですが、小学生や中学生のときにしっかり教え込まれます。
一番危険なのは、フェイスマスクを掴むことです。試合ではフェイスマスクのペナルティは15ヤードなのでその危険性と重要さがペナルティの重さからも伺えます。
また正しいタックルの仕方を覚えないと相手を倒すことは難しいです。(特に体が自分より大きかったり体が自分より強い相手をタックルしなくてはいけないとき)
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ヘルメット、パッド以外のプロテクション
ヘルメットやパッド以外にポジションや選手によっては、手袋やパッドつきのアンダーシャツを使っているようです。
息子は、昨年オフェンシブ ガード(OG)というポジションだったのですが、シーズンをとおしてラインマングローブ(Lineman gloves)を使っていました。相手をブロックするときに手を怪我しないようにです。
中学2年生のときはオフェンシブ タックル(OT)というポジションだったのですが、其のポジションのときは使っていませんでした。
レシーバーが使うグローブは怪我防止というよりはボールを受け取りやすいという理由で使っていると思います。
また、体を守るためにパッドつきのアンダーシャツを着るときもあります。
また去年我が高校では、ラインのポジションの選手が何人か怪我をしたため、今年はラインの選手は膝のプロテクション(knee brace)をつけることが義務づけられています。
練習で怪我をしたときは
試合中も練習中もトレーナーがフィールドにいます。簡単なことは生徒のトレーナーがやってくれます。現在学校には2人のスポーツトレーナーの先生が常勤していて怪我をしたときには診てくれます。そして病院にいく必要がある場合はそのようにアドバイスしてくれます。もちろん緊急の場合は救急車がよばれます。
試合のときは
練習のときと同様、トレーナーがフィールドにいますが、そのほかに救急車と救急医療隊員が待機しています。万が一のときにすぐに駆けつけられるからです。
試合の後
試合の後はしっかり、体のケアをします。試合後にアイスパックが必要な選手はそうしますし、次の日のミーティングの前にアイスバスが必要な選手はアイスバスに入ります。
アメリカンフットボールで一番怖い怪我は脳震盪です。そのためにも正しいプレイ、また万が一のときの対処法を学んでアメリカンフットボールを楽しんでもらいたいです。
また次に怖いのが膝の怪我です。強い体づくりと相手をかわす技術をみがいていって欲しいです。