アメリカの学校で保健室を利用する
アメリカの子供たちが学校の時間内に怪我をしたり、気分が悪くなったときは、先生に言ってホールパスをもらって保健室に行きます。
保健室に行くと先生が適切な処置をしてくれます。
保健室で薬(処方箋、市販薬)を服用する
時と場合によっては薬を服用する必要があると思います。それは市販の頭痛薬かもしれませんし、子供によっては処方箋をもっているかもしれません。
アメリカの学校では、保健の先生であっても子供に勝手に薬を与えることはできません。
毎年、新学期が始まるときの書類の中に医療に関する書類があります。其の中に現在服用している薬と其の量を書く欄があります。そこにきちんと記入する必要があります。
子供が学校にいる間に服用する薬がある場合は、其の薬を保健室に持っていって保管してもらう必要があります。そして子供が必要な時に保健室にいって服用することができます。子供が携帯することは禁止されています。
市販薬を学校に持っていくときは、未開封のものでなければいけません。数年前までは開封してあったものでもよかったような気もしますが(よく覚えていません)去年、学校に市販の痛み止め/頭痛薬を持っていったときに「未開封のものをもってきてください」と言われました。
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では、もし保健室に薬を保管していなかったら?
では、もし保健室に薬が保管していなかったらどうするのでしょうか?保健の先生から親に電話がきます。「お子さんが薬を服用する必要があるのですが、学校まできてくれますか?」といわれます。子供が市販の痛め止をのむために親が学校まで行かなくては行けないのです。私もこれで何回か学校に出向きました。
また風邪をひいて処方箋をもらったときに、学校で服用するときには書類に記入して処方箋を学校で保管してもらう必要があります。
子供が携帯しなくてはいけない処方箋をもっているときは
私の子供は喘息もちで、インへーラーを持っています。最近ではほとんど使うことはありませんが、アスレティクスなどで激しい運動をするときには必要なことがあります。
新学期に配布される書類はあくまでも薬を保健室で保管しておくためのものですから、その書類を記入しただけでは携帯することは許可されません。
新学期に入ると保健の先生から子供が薬を携帯するための書類を渡されます。これを記入し、かかりつけのお医者さんに持っていって医者の先生の欄を記入してもらいます。それを保健の先生に提出してはれて子供が携帯することができます。
ということでとても面倒くさいです。しかも同じ学校に在籍していても毎年同じことをしなくていけません。
また保健室に保管してもらっていた薬は年度末に親が保健室まで取りにいく必要があります。(子供は持って帰れません。)ひきとられなかった薬は処分されるそうです。
怪我をしたときは
足をひねったなどの(捻挫かもしれない)等の場合は高校に常勤のトレーナー(Docと呼ばれています)の先生のところに行きます。そこで診てもらい応急処置をしてもらえます。また病院にいく必要がある場合はそのようにアドバイスしてもらえます。
また中学生も利用することができます。
ただ怪我などでアスレティクスの授業を休むまたは見学する場合は、かかりつけのお医者さんがサインした書類を提出する必要があります。
アメリカにおいて薬の問題はとても大きいものです。(合法、違法含めて)ですからこのようなルールがあって当然なのかもしれません。