夏休みにお小遣い稼ぎをする
アメリカの子供たちの高校生になるとアルバイトをする子が沢山います。夏休みになると短期でアルバイトをする子が増えます。何もするにもお金がかかりますから自分が自由になるお金があるのは誰でもうれしいものです。スポーツをやっている子供たちも気分のスケジュールを調整して短時間のアルバイトをしている子もいます。
未成年の就業規則
16歳になると、ファーストフードチェーンなどで働きはじめる子供がいます。18歳以下の子供に対してはいろいろな規制があるのでそれをしっかり守って働かなくてはいけません。
テキサス州の場合を見てみるとTexas Child Labor Lawで決まりが細かくさだめられています。
Texas Child Labor Law
- 14歳以下を雇う事は禁止されている。(ほとんどの雇用主は、16歳以下を雇用する事はほとんどありません。
例外
- 11歳以上の子供は新聞配達の仕事をすることができます。
- 自営業をしている家庭では自分の子供に仕事を与える事ができます。
- 夏休みなど学校が休みの時期には農場や牧場で働くことができます。
その他の例外もあります。Texas Workforce Commissionのページで詳しく知る事ができます。
- 16歳以下
Texas State Law
- 1日8時間以上働いてはいけない
- 朝5時前に出勤してはいけない
- 次の日に学校がある日は夜10時以降に働いてはいけない
- 週48時間以上働いてはいけない
- 次の日に学校がない日でも夜12時以降に働いてはいけない
Federal Law
- 就学時間中は働いてはいけない
- 夏休みなど学校がない時期は週40時間以上、一日8時間以上働いてはいけない
- 就学期間中は、1日3時間以上、週18時間以上働いてはいけない
- 朝の7時以降から夜の7時以前の時間の間を働いても良い。ただし夏の間は朝の7時以降から夜の9時以前の間とする。(6月1日からLabor Dayまで)
TWCのページでは16歳、17歳については時間の制限がないと書いてあるのですが、Minorは10時以降は働いてはいけないというのをよく聞くので上のルールに従っているのだと思います。
スポンサードリンク
禁止されている仕事
基本的に危険とみなされる仕事はできません。法律で細かく定められています。
- 16歳から18歳以下が出来ない仕事
- 工場の仕事
- 運転する事が必要とする仕事
- 鉱山の仕事
- 山林に関する仕事
- 爆発物に係わる仕事
- 機械を使う仕事
- 屋根に係わる仕事
- 発掘に係わる仕事
実際にはもっと細かく定められていますがだいたいはこんな感じです。
高校生のアルバイトやお小遣い稼ぎ
- Babysitter 特に女の子は、兄弟や知り合いの子守の仕事をすることがおおいとおもいます。アメリカでは一般的なお小遣いかせぎです。
- ファーストフードチェーン 16歳になるとファーストフードチェーンで働く子供が沢山います。雇ってくれますし、すでに先輩、知り合いが働いている場合も多いので働きやすいのだと思います。
- スーパーや他の小売業 スーパーのレジやお店の店員などの仕事もあります。未成年はタバコや酒類を売る事が禁止されているので、気をつける必要があります。
- 家業を手伝う 親が自営業を営んでいる子供は家業を手伝う事が多いと思うます。
- 審判をする 野球やサッカーの審判の仕事をする子もいます。春にトレーニングがあります。
- ライフガード プールでのライフガードの仕事をしている姿も見かけます。ライフガードになるには春にきちんとトレーニングを受ける必要があります。
- 芝刈り 近所の芝刈りをするのはアメリカでは定番のお小遣い稼ぎですね。
まとめ
アメリカの子供の長い夏休みを有効に利用して、お小遣いかせぎをする子供がたくさんいます。特に16歳になると運転免許が取得できるので、自分で仕事に行けるので働きやすくなります。未成年を雇うのは、雇用主のほうが大変だと思います。法律を破ると厳しい罰則があるのです。息子も来年は夏休みに仕事をしようと考えているようです。