貧しい家庭の子供を助けるために
最近、日本でも子供の貧困が問題になっているようですが、ここアメリカでも深刻な問題です。一概に子供の貧困と言ってもいろいろあって親が頑張っているけれど、収入が得られない家庭から、親が薬などに手を出していて子供を養う状態ではない家庭までいろいろです。
アメリカでも生活保護以外にも貧しい家庭がいろいろと利用できるサービスがあります。
*因みにここテキサス州では生活保護を支給されている人は”LONE STAR CARD”と言うカードを持っていてそれをお店でクレジットカードやデビットカードを使うように使うことが出来ます。カードを使った際に許可されている商品のみお金が支払われるようになっています。ですが、このカードでおかしやソーダなどの嗜好品も買えてしまうので納税者の中にはこのシステムをよく思わない人も沢山居ます。
学校給食
収入が基準以下の家庭は、申請すると学校給食の割引が受けられます。無料という訳ではないのですがかなり安いです。
夏休みの食事サービス
毎年、夏休みの間平日に子供たちは無料で朝食と昼食がとれるサービスがあります。指定された学校に(今年は中学校)指定された時間に行くと無料で食事をする事ができます。このサービスは収入は関係なく、18歳以下の子供は無料です。因みに大人は$3です。
Back to school Fair
毎年、学校でバックパックや鉛筆やノートなどの文房具が必要な子供たちに無料で配布されるBack to school Fairが開催されています。ただ必要なものを受け取りにいくというだけではなく、ゲームやフェイスペイントなどが行われ、新学期を迎える子供たちが学校に行く事を楽しみに出来るように工夫されています。
CHIP
収入が基準以下の家庭の子供が加入できる医療保険です。(テキサス州)就学するには、州で定められた予防注射をしていないといけません。予防注射をするのを忘れて新学期に学校に行けなかったという子供が毎年何人か居るそうです。
スポンサードリンク
WIC
収入が基準以下の家庭の妊婦、乳児、幼児が必要な栄養を取るための食料品を買うことが出来ます。結構ルールが細かいのと人それぞれ、支給されるものが違います。WICカードをお店で使うと支給されているもの支払いが出来ます。
クリスマスのプレゼント
クリスマスの時期には、プレゼントを買えない家庭の子供のためにプレゼントを届けるいろいろな機関があります。いろいろなところで募金を募っています。
- Angel Tree
- Salvation army
- Toy for tots
などが良く知られていると思います。
問題もたくさんある
本当に助けが必要な人達が、このようなものを利用すればよいのですが、そういう正直な人ばかりではないのがこの世の中。問題は山積みです。
どんな親たちがいるかと言うと
- 本人は収入がないが、親などが援助している
- 本人は収入がないが、事実婚でパートナーに収入がある
- 本人は働きたいが、デイケア代が収入を上回ってしまうので働く事ができない。
- 本人が働く気がない。子供を沢山生んで生活保護に頼る
子供には罪はないので難しい問題です。
まとめ
人生、良い事ばかりではないので自分が窮地に立った時はいろいろなサービスを利用させていただいて、自分に余裕があるときは他の人を助ける、皆がそうあればよいなあと願うばかりです。