アメリカの高校、日本との違いは、
ほとんどの生徒が公立高校に行く
アメリカと日本の違いはほとんどの生徒が公立高校に行くことだと思います。もちろん私立高校もありますし、お金持ちが行くボーディングスクールもあるわけですが、一般的には皆、公立校に通っています。わが町にも私立高校がありますがとても小規模です。(そういう学校を選んでいくひとももちろんいますが。)基本的によほど大きい町でないと、高校は1つの町に1校だからです。ちなみにわが町には小学校は3校、中学校が1校、高校が1校 そして小規模の私立校が1校です。小学校から中学校にあがるのと中学校から高校にあがるのが、同じような感じです。転校生ももちろんいますが、大多数はプリスクールから一緒です。
都市部の学区は?
都市部になると1つの町に何校も高校があるのでまたいろいろ変わってくると思います。何校かの中学校出身の生徒が1つの高校に通うということになります。また生徒数や予算の問題で学校が新たに出来たり逆に統合されるかもしれません。もちろん私立校もありますし、越境入学することもあるかもしれません。(越境入学についてはいろいろとルールがあります。細かいところは町によって違うと思います。)
高校が無い小さい町の生徒はどうするの?
私の住んでる町の近くにも小さい町がたくさんあります。高校まであっても1学年20人くらいでプリスクールから高校生まで同じ建物に通っています。またプリスクールから中学校までしかない町もあります。同じ郡の一番近い高校に行くのが普通ですが、越境して通う子もみかけます。車で片道20分くらいかけて通っている人もいます。学区内は遠くてもスクールバスがでていますが越境している場合は自分でいくしかありません。
受験はないの?
義務教育なので受験はありませんがテストにパスしないと進級できません。毎年春に行われるSTAAR TESTにパスしなければいけません。 パスしなければ追試を受けることになります。結果は学校にもくるのですが、6月頃に郵便で自宅にも送られます。
高校生になると大学にいくための準備をしなくてはいけません。SATは1年生でも受けることは出来ますが、実際は2年生の時が練習で3.4年の時に受けるものが真剣勝負です。軍にいくことを目指している生徒はASVAB TESTを受ける必要があります。
SATの勉強は自分でしないといけないので大変そうです。後は自分の目指している大学に合った選択科目をとる必要があります。
やはり受験が無いことが日本と1番違うことだと思います。
同じ町で一緒に育った同級生と高校で学んでさらに絆を深めています。