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中学生のアメフト 皆がアメフト?野球やサッカーだってしたいはず

中学生のアメリカンフットボール

アメリカでは、というか私が住んでいるこの田舎町では、中学生になると沢山の生徒がアメリカンフットボール部に所属します。日本人の私からみれば「なんでみんながみんなアメフトをやるのか」と不思議に思いましたが、それなりに理由もあります。

因みに私の息子が小学4年生の時からアメフトを始めたので当然のようにアメフト部に入りました。

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アメフト部に入るかはいらないか

そもそも一番の原因は、中学校で所属できる運動部の選択肢が驚くくらい少ないのです。私が住む田舎町の中学校で男子が所属できる運動部は、アメフト部、クロスカントリー部、バスケットボール部、陸上部以上です。

驚きますよね。私は驚きました。日本の小規模な学校だってもう少し選択肢はあるように思います。

アメリかで運動部に入るには授業でAthleticsをとらなければなりません。そのうえ、Athleticsの授業をとるには、2つ以上の競技を選ばなくてはいけません。(アメリカのスポーツはシーズン制です。)

ということでとりあえず、アメフト部に所属するという男子生徒が多いのです。

アメフト部には何人くらい?

息子が、中学生のときは、A,B and C teamと3チームありました。この学年は、アメフトに興味がある生徒が多かった年で60人以上が所属していました。

チームは、7年生(中学1年生)チームと8年生(中学2年生)チームがあってそれぞれA,B and C teamがありました。

高校のように良い選手が上の学年と一緒のチームと試合をすることはありません。

この数年はアメフト部に所属することを希望している生徒が少なくなってきているようで、ことしの7年生、8年生ともにA and B teamのみとなっているようです。

アメフト部には、所属を希望する全員が所属する事ができます。また、プレイタイムに差はあるものの全員が試合に出場できるようにコーチが配慮しています。

もちろん学校によって違うと思いますし、息子の学校でも上手い子が出場するとコーチはシーズンのはじめに言っていましたが、全員にプレイタイムが与えられていました。

中学校からアメフトを始める

私の息子はたまたま、PeeWeeから、アメフトを始めましたが、中学生になってアメフトを始めたいと思う子もいると思うし、また、PeeWeeでは自分の子供にアメフトをさせたくないという親もいます。(PeeWeeは、保護者のボランティアのコーチなので)

ですから、中学からアメフトをはじめるのはありです。

中学で所属するチーム

シーズンが始まるとA,B and C team(1軍、2軍、3軍)またはA and B team(1軍、2軍)に選手が振り分けられるのですが、1軍に入ったからと言ってえらそうにする必要はないし、3軍に入ったからと言ってがっかりする必要はないのです。

特にこの時点で経験のある選手は、1軍になる可能性が高いし、そうでない選手は運動能力が高くても3軍になる可能性が高いです。

この時点では、アメフトを経験する、アメフトを楽しむということが先決ですね。

息子の通う高校のアメフト部で、今年Sophomore(高校2年生)で高校のVarsity(高校の1軍)に所属している選手で中学1年生の時は、C teamだった選手がいますから。

またポジションも中学時代のポジションをずっとしなくてはいけないということもなく、今年Senior(高校4年生)のLB(ラインバッカー)は、中学生時代はWR(ワイドレシーバー)だったそうです。

中学校の試合

この学区では、中学校専用のアメフト場がないので試合は全部高校のアメフト場で行われます。規模が大きい学区では中学専用のアメフト場があるのですごいなあと思います。

私が住んでいる町ではPeeWeeから、高校の試合まですべて高校のアメフト場で行われます。

因みにサッカーの試合もアメフト場で行われます。(サッカーのシーズンは、アメフトのオフシーズン)

中学生の練習

中学生の練習は、中学校に隣接している練習用フィールドで行われます。練習用フィールドといえば聞こえが良いのですが、原っぱみたいな感じです。

中学生の練習には、交代で高校のコーチが出向いて指導することもあります。


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野球、サッカーは

息子の通う学区の中学校では、野球部やサッカー部はありません。野球する子供は、地元のリトルリーグのチームかセレクトチームに所属するというかたちになります。またサッカーをする子供は、地元のサッカー協会のチームかセレクトチームに所属するというかたちになります。

高校では、野球部もあるしサッカ部もあるので高校で野球やサッカーチームに所属したいとおもっている子供たちは、このどれかに所属しています。

高校の野球部やサッカー部はトライアウトがあるので、このトライアウトに合格しないと所属することができません。そのためにも子供たちは、中学校時代は、学校でAthleticsの授業をとって外のスポーツを経験しながら、学校外で野球やサッカーのチームに参加しています。

まとめ

アメリカの学校は、アメフトに力を入れすぎなところがあるのですが、興味があればいちどは、やってみてもよいスポーツかなとも思います。また中学校で選べるスポーツの種類が少ないのは残念なのですが、学校外で外のスポーツを経験しましょう。学区や州によっていろいろ違うので住んでいる地域に子供が興味のあるスポーツができる環境がそろっているといいですよね。

アメリカの田舎町はこんな感じです。

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