高校生の上下関係はあるのだろうか?
アメリカの高校生では、日本のような上下関係はありません。(日本の高校も私が在籍していた27年前程ではないかもしれませんが。)上級生に特に気を使うということはありません。
高校に入学して特にアスレティックスに属すると上級生と一緒に練習する機会ができるので、知り合いになったり一緒に行動したりするようになります。
アメリカンフットボールを例にとると練習は、Varsity(1軍)とJV(2軍)が同じ練習を1年生チーム(3軍)が別の場所で練習をします。またポジションごとに練習するので同じポジションに属する選手同士が仲良くなるようです。ポジションごとの絆ができるようです。練習はオフェンス、オフェンスライン、ディフェンス、ディフェンスラインに分かれて行われます。
私の息子はJVのオフェンスラインに属していました。上級生のことを”My friend”とよんでいたので友達感覚なのでしょう。同じポジションの選手でグループチャットで情報交換などもしていたようです。
でも上級生はやっぱり上級生ですね。いろいろなアドバイスをしてくれたり、良いプレイをしたときは褒めてくれたりします。
またJVの試合を観に来て応援してくれます。
また遠征にいくときにバスの中ですごす時間が長いので、そういうときに仲良くなるようです。ただVarsityの試合の日とJVの試合の日は違う日に行われるのでやはり自分の属するチームの選手と仲良くなることが多いです。
じゃあ、からかわれることはないの?
そんなことはありません。1年生は失敗すると“Freshman!!”(1年!)っていわれます。息子はJVのオフェンスラインで1人だけだったのでよく言われたみたいです。1年生でVarsityだった選手はもっと言われたみたいですけれどね。
数日前に息子が「もうすぐ”Freshman”と言われなくなるぞ。」とうれしそうに言っていました。上下関係というほどではないもののやっぱり1番下ではいたくないものの様です。
他の部はどうなのだろう?
学校全体でもどの部でも上下関係は、ないものの上級生が1年生をからかうということはあるようです。また所属するチーム(1軍、2軍、3軍)または。ポジションごとに仲良くなるのが普通のようです。例えば、バンドでは、トランペットプレーヤーはトランペットプレーヤとサックスフォンプレーヤーはサックスフォンプレーヤーという感じです。
のびのびと、、、
私が見る限りどの学年のことも自然に接していろいろなことを学んでいるようです。それでもやっぱり同学年の友達と一緒に行動することが多いし、一番楽なようです。