アメリカの生徒の服装は自由?
日本の制服の規則に比べればかなり自由だと思いますが、意外と決まりがあります。まず毎年多少の修正が加わるスチューデントハンドブックには次のようなことが書かれています。
“生徒は清潔できちんとした服装をすること。” とあります。
禁止されているのは
猥褻、卑猥、低俗、暴力的なイメージがあてはまる写真や文字の服です。
例えば裸の女性とか骸骨の絵とかそういうものです。
またタバコやアルコホールまたはドラッグの絵も禁止です。
女子は短すぎるスカートをはく事はだめです。たしか両手を太ももにつけてその指の先よりも長くなくてはいけません。レギングをはけばよかったかもしれませんが、学校によって違うかもしれません。ドレスコードを守ったつもりだったのに学校からルールに違反すると言われたという人もときどきいます。かわいくコーディネートしている女の子がたまにそういわれてしまうようです。
ほとんどの女の子もジーンズをはいている子が多いです。息子が小学校の低学年のときにビーチサンダルやブーツを履いていた同級生がいたのですが、それには驚きました。体育の授業のときはどうしていたのでしょうか?未だに不明です。
学校ごとの細かい服装のルールについてはStudent Handbookに細かく記載されています。高校の場合は
頭髪
- 清潔できちんとしていること
- 視覚を妨げないこと、まぶたより長くないこと
- 混乱をまねくような髪型や髪の色をしないこと
- 眉毛に切り込みをいれないこと
- ひげやあごひげは短くたもち清潔にしておくこと
- 暴力的な言葉や絵をデザインした髪型をしないこと
服装
- 猥褻、卑猥、低俗、暴力的なイメージがあてはまる写真や文字の服は禁止
- タバコやアルコホールまたはドラッグの絵は禁止
- トレンチコートや長いコートは禁止
- ギャングの服装と特定される服装は禁止
- 透ける生地の服は禁止。ただ重ね着をしている場合は着ても良い。
- おなかが見える服は禁止。座って両手を挙げたときにおなかがみえてはいけない。
- 袖なしのシャツは肩の分が2.5インチより狭いものは禁止
- 下着が見えてはいけない
- 背中の開いているものは禁止
- あまりにもサイズのあっていない服をきるのは禁止
- 自分で袖や破ったようなシャツ等は禁止
なぜt-シャツにジーンズの子が多いか分かるような気がします。
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携帯電話のルール
いまどき、小学生でもかなりの子供が携帯電話を所有している時代です。中学生、高校生ともなればほぼ全員が携帯電話を所有しています。
学校では、安全のために携帯電話をもつことが許可されていますが、授業中などは電源をきるのが決まりです。多分、ほどんどの子供たちは携帯電話をマナーモードにしているのだと思います。
ルールを破ると先生に取り上げられてしまい罰金として$15払わなくてはいけません。学校によっていろいろとルールが違うと思うのでStudent Handbookを読んで確認するのが一番です。
ちなみに私の息子が中学生のときに携帯電話をいちどとりあげられて$15払いました。このルールがよいのかわるいのか疑問が残ります。
テストのときは先生が携帯電話を回収します。携帯電話は1日の終わりに生徒たちに返却されます。
携帯電話の使用が絶対にだめというわけではなく、いろいろなことの連絡に使われたり授業中に携帯電話を使って調べ物をすることもあるようです。
まとめ
きちんとStudent Handbookを読んでおけば特に問題はないのですが、ちょっとした事で注意されてしまうこともあるようです。私服なのでちょっと皆よりかわいく見えたい格好良く見えたいと思うようです。
また、先生によってどれだけルールを厳しく守るか違うようなので、生徒たちはどれだけ先生が許してくれるか試している感もあります。