高校アメフト ライン上の攻防
高校アメフトで各プレイが始まるごとにライマンたちがライン上に(Line of scrimmage)向き合って並びます。そしてボールがスナップされると同時にお互いをブロックします。
攻撃側のラインマンがしっかりブロックできればその分攻撃側のQBは余裕をもってプレイをすることができるし、守備側のラインマンがしっかりブロックできれば、LBは、ボールを運んでいるRBをタックルしやすいのです。
ライン上の会話
アメフトの試合中に各プレイごとにライン上で向き合うラインマンたちは相手選手と言葉を交わすのでしようか。
気になって仕方がありません。おしゃべりでアグレッシブな彼らが何も言わずにラインに居るわけがないと思うからです。
息子に聞いてみました。
かなりえげつない事言っているようですが、詳しいことは言ってくれませんでした。
息子が中学生の時にこんなことがありました
what you are.(この時は、相手に対する差別用語を使わずに言い返したようです。)
私の知り合いの息子さんにはこんなことがありました。
この次のプレイで相手チームの選手にボコボコにされ、肋骨が折れたそうです。試合の時点では怪我がわからなかったそうです。(数年前の話)
この場合、審判が状況を見届けていた場合はペナルティが下されるのですが、なかなか審判が全部を観ることはできません。
アメフトは、コンタクトスポーツなので故意であるないは別をしてこういうことがおこりえるのです。
ライン上で会話するのは
- 相手に向かって何か言って怒らせれ相手の注意力がボールにむかないようにする為
相手が自分の言った言葉にたいしてイライラして、自分のことをタックルしようということを1番に考えれば注意散漫になって、ボールがどこにあるか、誰がボールをもっているかということに集中しないかもしれないから。
- 相手が自分を怒らせたいから
相手に何か言われたので言い返す。言われっぱなしではたまらないので言い返すようです。選手によってはよく言葉を発する選手とそうでない選手がいますが。
- 相手に向かって話すわけではなく味方同士ではなすのは
相手にむかって話すのではなく味方同士ではなすこともあります。
プレイのコールをしたり、味方同士で何か話して、相手の注意をそらしたり、ただはなしたりといろいろです。
混乱するような言葉を発して、オフサイドを誘うということもあるようです。
相手との心理戦です。
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トラッシュトーク
ライン上で相手に何かを言う時は、相手を怒らせること、相手をイライラさせる事が目的なので汚い言葉、暴言をはくことが多いです。
息子のチームのs君は、暴言を吐いて相手を怒らせようと思うのになぜか面白い事を言ってしまうようです。(本人は真剣です。)
相手が笑ってしまって注意力散漫になるようなので、効果としては怒らせるのとおなじことなのかなと思います。
トラッシュトークが良い事か悪い事かといえば、良いことではないのは確かですよね。
トラッシュトークについては、”Trash talk sports”と検索してみるといろいろ出てくると思います。
今年のシーズンで1試合、トラッシュトークが多い試合があったのですが、(相手の暴言がすごかったそうです。)誰かがカッとなりそうな場面では、みんなで声をかけて冷静でいられるように対処したそうです。
他のスポーツは
他のスポーツでも選手がお互いに暴言をはくことはあると思うのですが、コンタクトスポーツに多いと思います。
それは、相手に近づいたときにこそっと言えてしまうからです。審判に聞こえなければペナルティは与えられないからです。
審判が色々な国の暴言に値する言葉を覚えなければいけないというテニスでは、罰則も大きい上にコート上でネットを挟んでするスポーツですから、選手が暴言をはくことはあまりないのです。
逆に格闘技やバスケットボールでは、そういう機会が多いということです。
息子もやっている野球は、打者としてバッターボックスに入った時、審判や捕手とはなすことはあるようです。ここでも心理戦は繰り広げられているものの暴言に値する言葉を発することはあまりないようです。
まとめ
良い悪いかは別として(良いと言う事はない)アメフトのライン上では、並んでからボールがスナップされるまでに言葉が交わされています。
どんな時も冷静にかつ攻撃的であるように心がけているようです。