新学期が始まる
アメリカの長い夏休みもあっという間に終わって、新学期が始まります。息子たちの通う学区では、本日、新学期第1日目です。キンダーガーデンから高校生までが不安と期待に胸を膨らませていると思います。
多分、もう知っている方も多いと思いますが、アメリカの学校では入学式がありません。日本の入学式の思い出がある私としてはちょっぴり寂しいのです。
入学式がない じゃあどうするの?
学校に行って入学式がないとすると親は学校に子供を送っていって終わり?特に小学生の親は、いろいろ心配だと思います。アメリカの親達はどうしているのでしょうか?
小学生の場合
息子の通う学区では、午前7時半に学校の門が(門じゃなくでドアだけど)開きます。小学生は、全員カフェテリアに行ってクラスごとに担任の先生を待ちます。始業のベルは7時50分なのでその少し前に担任の先生が迎えに来てくれます。先生の引率のもと並んで教室までいきます。
この時間カフェテリアでは朝食が出されるので朝食をとりたい生徒は朝食をとることができます。
新学期初日は、カフェテリアで先生が来るのを子供と待つ保護者たちで賑わいます。先生が来た後に子供たちと「さようなら」をします。
小学校初日の注意点
- School Supplyを持っていく 小学生にとってはかなりの荷物になってしまうのでMeet the Teacher Dayに持っていっていったほうが楽です。学校によっては学校側がSchool supplyを用意することもあるようです。
- 書類を記入して持っていく 学校によって違うとは思うのですがMeet the Teacher Dayに書類を渡された場合は、記入して初日に子供にもたせましょう。
- 給食費をもたせるまたは入金する 給食費は、日本のように月額ではなく、使った分を子供の給食費の口座から差し引かれます。子供に給食費を持たせたり、親が自分でカフェテリアにいって入金したり、ネットで入金したりできます。(ネットで入金するのが便利なのですがなぜか手数料をとるので息子に給食費を持たせています。)給食費で何を買ったかは、ネットでチェックできるので便利です。
- 学校時間内に薬を服用する必要がある場合は保健室に薬をもっていく 学校時間内に子供が薬を携帯することは許可されていません。処方箋であっても市販の薬であっても保健室で保管しなくてはいけません。毎日、服用する薬がある場合は、事前に保健室に薬を持っていって書類に記入する必要があります。毎年、これをするのを忘れるので市販の頭痛薬を息子が服用する為だけに学校に行った事が何度もあります。書類には服用する回数、量などを細かく記入します。
これは多分、保健の先生が生徒全員の書類に目を通したあとに渡されると思うのですが、携帯しなくてはいけない薬を処方されている生徒は携帯するための書類を記入する必要があります。息子の場合は喘息用のインヘーラーがそれにあたります。
州や学区によって決まりが違うかもしれないので、保険の先生に聞きに行くのがいちばんですね。
- 交通手段の確認をする 親が自分で子供を送っていかない場合はスクールバスに乗ることになると思います。指定の場所には、少し早めに行ったほうがよいです。バスが時間通りにくるかどうか確認する必要がありますし、遅れたらまずいですよね。バスが来る時間にその場所にいなければ、バスは通り過ぎてしまいます。
学校初日だけでなくても朝の登校時と午後の下校時の交通は混みあっています。私が住んでいる田舎町で交通量が一番多い時間帯です。子供を学校の前で下ろすのではなく、車を止めてカフェテリアまで子供を送っていく場合は、少し早めに行ったほうがいいです。高校以外の学校では駐車場のスペースが限られているので。
初日は半日の場合が多いので下校時間も確認しましょう。
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中学生の場合
息子の通う学区では中学生は朝食をとる生徒はカフェテリアにその他の生徒はその隣の体育館で始業のベルが鳴る数分前まで過ごし、そのあと各教室に行きます。中学生からは選択科目なのでそれぞれが自分の時間割にそって授業を受けます。
またこの時間はBefore School Academic Supportの時間とも呼ばれていて勉強や宿題のサポートをしてもらえます。
中学生になると親についてきてもらうのは恥ずかしいようです。先生によって違うとは思いますが、1日目はそれぞれの教科の採点の仕方、それぞれの先生のルールなどが各教科ごとに説明されます。先生によっては普通の授業に入る先生もいるようです。
高校生の場合
高校生も始業時間までカフェテリアで過ごす生徒が多いと思います。朝食をとったりともたちとおしゃべりをしたりして過ごします。息子の場合は1時限目がバンド(吹奏楽)の授業なので直接バンドホールにいって始業時間までの時間を過ごすようです。
また、部活動に所属している生徒は朝練がある場合があります。(1日目は、朝練はなしという部活も多いと思いますが)息子は、「朝ミーティング」があると行っていました。
初日に忘れたくないこと
- 給食を持参する 高校生は初日から8時限目まであるのでお弁当を持参するか給食費を持参するかですね
- 時間割の確認、そして変更 時間割に問題がある場合は、変更のリクエストをだして居るはずなのでその確認が必要です。それでも問題がある場合はカウンセラーの先生に相談に行く必要があります。
- パーキングパスをとる 学校が始まる前にもパーキングパスがとれると思っていたのですが初日まで待たなくてはいけないようです。学校に自分で運転して通う場合は、パーキングパスをとる必要があります。
処方箋や市販薬の服用携帯については中学校も高校も小学校と同じです。
まとめ
アメリカの新学期1日目は日本のそれと比べるとあっけない日なのですが、それでも親たちにとっては、心配であり感慨深い日でもあるのです。
さて、今年の新学期第一日目は息子にとってどんな日になるのでしょうか。あとで聞くのが楽しみです。