アメリカの田舎町に住む

このアメリカの田舎町に住む事19年、住んでいる事が当たり前になっています。来た当初は、好きでも嫌いでもないという感じだったのですけれどね。今では、結構この町に住んでいる事が気に入っています。

私が日本に居た時からの友達は、どちらかというと都会に住みたい子が多くアメリカでも比較的都会？に住んでいて、アメリカの田舎町で満足している私のことが理解できないようです。

また、都会と言ってもアメリカの地方都市では、まだまだ田舎という感じで東京近辺で育った友達たちには物足りないようです。

田舎に住む事の良いところ悪いところ

良いところ

不動産が都市部よりも安い　家賃が都市より安い　これは、何処でも同じだと思います。田舎町では格安で比較的スペースのある家に住む事ができます。
交通量がすくない　通勤ラッシュなどはなく、唯一道路が混むのは、学校が始まる前と終わったすぐ後くらいです。運転が苦手な人には住みやすいと思います。アメリカでは、車がなくても生活できる場所は限られているので、それなら運転が楽な田舎町にすむのはいいかもしれません。
治安が良い　これは一概には言えないのですが、普通の田舎町ならそこそこ治安がいいと思います。只、アメリカなのでそれなりにドラッグの問題や銃の問題は何処にでもあると思います。
知り合いをつくりやすい　学校に行ってもお店に行っても比較的すぐ誰かと知り合いになる事が出来ると思います。学校の数も少ないので情報を集める事が比較的簡単です。

悪いところ

仕事が少ない　やはりアメリカでも企業は都市部に集中しているので求人の絶対数がすくないです。
賃金が安い　都市部と比較してかなり賃金が低いです。田舎に住んで都市部で働く場合は、毎日かなりの距離を自分で運転して通わなくてはいけないのでとても大変だと思います。（実際にそうしている方も多く居ます。）
噂話が広まりやすい　知り合いが多い分、噂話が広まるのもはやいです。最近は、SNSでも広められてしまうのではやすぎる感が否めません。
いろいろと不便　最近ではネットの普及で地元のお店で手に入らないものはネットで購入することができますが、今日必要などという緊急のときはとても困ります。

私の住む町の田舎町あるある

外出すると必ず知り合いに出くわす　牛乳を買いにちょっとお店まで、切手を買いにちょっと郵便局まで、そんなちょっとした外出でも誰かしら知ってる人にあう事がほとんどです。また郵便局の局員さんやお店の店員さんは既に顔見知りです。
ちょっとした知り合いが自分の住んでいるところをしっている　友達という訳ではなくちょっとした知り合いや顔見知りが私の家の場所をしっていてびっくりという事がよくあります。最近では慣れました。
皆がつながっている　友達や知り合いに共通の友達や知り合いではないひとの話をすると、「あっ、そのひと知っている」とか「あっその人親戚」と言われることが多いです。誰もが知り合い、知り合いの知り合い、親戚、友達、友達の友達というどれかのカテゴリーに属しているようです。
名前を知らない知り合いがたくさんいる　買い物に行ったり、学校の行事に行ったり、地域の行事に行ったり、するといろいろなところでよくみかける人達がいて特に自己紹介をしたわけでもないのに挨拶するようになるので、顔はしっているけれど、という知り合いが沢山います。
旧家　日本で言うところの旧家でしょうか。町を牛耳っている家系がいくつかあります。
木曜日の新聞　木曜日の新聞にその週に逮捕された人の一覧がのっていたり年に一度、郡に対する罰金（交通違反など）の支払いの延滞をしている人の一覧がのるのですが、知り合い（または名前だけを知っている）が載っていることが結構あります。