テキサス州と地震
アメリカのテキサス州に来て一番思ったことは、地震がないと言う事です。
日本に住んでいた事は、震度の大きくない地震はかなりあったし、学校での地震の避難訓練は、当たり前の事でした。
日本での地震のニュースがあるたびに地震や他の災害について考えさせられます。
さて、テキサス州では全く地震がないのでしょうか?
実は、そうでもないのです。
実際にはテキサス州でも地震があることがある
実は、テキサス州でも地震があることがあるのです。
私自身は実際に感じたことはなかったのですが、友達の中には、地震を感じたという人もいました。
Earthquake Trackでみてみるとここ1年で62回地震があったと記されています。全く地震がないと思っていたテキサス州で62回も地震があったとは、驚きです。
震度はあまり大きくない事がほとんどです。お隣のオクラホマ州では、テキサス州よりも震度の大きい地震があるようです。
学校での避難訓練
地震があるといってもほとんどないに等しいので学校での避難訓練に地震に対する避難訓練は含まれて居ません。(ほとんどないのですから当たり前ですが)
学校での災害の避難訓練は、火災の避難訓練です。
テキサス人が恐れる災害とは
地震がほとんどないとはいっても他の災害はテキサス州にもあります。
テキサス人が恐れる災害とはなんでしょうか。
ハリケーン
ハリケーンはテキサス州の湾岸から近い地域に住む人達にとって一番怖い災害だと思います。
水の被害のほか、風による建物の崩壊など、被害は1つに留まりません。また、災害の規模が大きいのもハリケーンの特徴です。
メディアなどが細かい情報を流したり、州が避難勧告を行ったりします。
トルネード
1部の地域に大きなダメージを与えることで知られるのがトルネードです。
Tornado Alleyと呼ばれる地域に住んでいるテキサス人にとっては、災害の中で一番怖いものかもしれません。
警告があってから、避難するまでの時間が少ないのもこの災害の特徴です。
我が家から比較的近いところでトルネードによる災害がことしありました。
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ワイルドファイヤー
日本では山火事と呼ばれているワイルドファイヤーですが、山がないこの辺りの火事は、草原が延々と燃えているという感じです。
この災害で怖いのが発端が自然による場合だけではないということです。
人による火事の発端としては、
- 煙草の吸殻など
- コントロールファイヤーがコントロールできなかった場合
などです。
数年前、このワイルドファイヤーが広がりこの地域でも避難勧告が行われました。
ワイルファイヤーが起こる危険性があるときは、
- Burn bansが発令されます。屋外で火を焚くことが禁止となります。
気をつけないとこんな火から火事になってしまうこともあります。
春のストーム
春先のストームは、一番よく起こる災害です。
ストレートウインド、雹(Hail)などで知られる春のストームは私たちにとってかなり怖い災害です。
私の何度か経験した事があります。
雹の大きさは、ゴルフボールサイズからグレープフルーツサイズの大きいものでスカイライトのある家では、窓に穴があいたという家が多くありました。
また、たまたま外出していたという人は、車の車体はぼこぼこになり、車の窓ガラスは壊れるました。
我が家もこの町のほかの家と同様に屋根の張替えを行いました。
町では、避難勧告をうながす、サイレンが鳴り響きました。
冬のアイスストーム
冬のアイスストームは、北の地域に住んでいる人には日常のことである雪やみぞれがふることなのですが、このような天候になれていないテキサスで少し多目の雪やみぞれが降ると大混乱になります。
- 学校が休校になる
- テレビなどで外出を控えることをすすめられる
などが対策です。
普段、雪が余り降らないので各自治体が降雪にたいするもの(除雪車など)をほとんど所有していないのも混乱の理由です。
慣れていないのに外出して事故にあうといことがよくあるのです。
私も冬になると毎年ドキドキしてます。
アイスストームの時の写真です。地面にうつぶせになっている息子。
まとめ
テキサス州でも地震は、とくに被害をもたらすものではありません。
その代わり、他の災害が存在します。
避難勧告が出たときは真剣にうけとめて行動したいと思います。