英語力について
アメリカのテキサス州に来て早くも19年がすぎました。
最初は戸惑ったものの今では、すっかりこの地の生活に馴染んでいます。
さて、私の英語力とはどんなものなのでしょうか。
19年もアメリカに住んでいるのですから、話せるのは当たり前ですよね。
ただ、どのくらいはなせるのかということになると評価は分かれると思います。
又その他の英語力はどうでしょうか。アメリカで生活しているうちにかなり上達したものそうでないものがあります。
自分の英語力を自分なりに分析してみる
毎日、生活していく中で自分自身が感じる自分の英語力について考えてみたいと思います。
英会話
日常会話
日常会話に不自由することは、ほとんどありません。自分が言いたい事はきちんと言う事ができるし、相手が自分の言う事を理解してくれているという手ごたえもあります。
ただ、19年たった今でも日本語訛りが抜けないというか、英語の発音があまりよくないのでそれが理由で伝えたい事が伝わりにくいことは日常茶飯事です。
何を習得するのにも時間がかかる私でも在米3年目くらいから日常会話には困らなくなりました。
電話
日常会話が苦なく出来るようになっても電話をかけることはとても苦手で、電話をかけるときはとても緊張したものです。
まだ電話をかけるのが苦手だった頃の私は
- 電話をかける前に言う事を紙に書いておく 始めの頃は、文章形式で言う事を書いておきそれを読んでいました。少し慣れてくるというべきことを箇条書きにしていました。
- なるべくゆっくりと話すことを心がける 緊張すると早口になってしまうのは分かっていたので、なるべくゆっくり話すように心がけました。訛りがある人が早口で話すと相手はとても聞きづらいものなのです。
- 紙とペンを用意しておく 相手の行った事をよりよく理解するためにメモをとりながら会話をするようにしていました。聞くことに一生懸命すぎて聞いたことをすぐ忘れてしまう事がよくあったからです。
- 苦手でも頑張ってかけてみる 慣れというものはすごいのです。苦手でも練習だと思って何回もかけているうちにだんだんなれてくるのです。
現にアメリカの日系企業で働いている友人は、ビジネスレターを書くのは得意だけれど、スモールトークは苦手だそうです。
英語を書く力
今、私が一番苦手としている事です。その原因は
- 語彙力
- 文章力
の両方がないからです。
何かを書こうとしても良い単語が思い浮かばない、文章を書いても読み返すとなぜか不自然なのです。
練習が足りないといえばそうなのですが、未だに書く時に限っていえばどんな時でも頭の中で日本語で考えてから英語に訳しているようです。
相手が読みやすい英語を書くにはまだまだ勉強が足りません。
日常生活のなかでのメールやテキストメッセージは、内容が伝わればいいので困る事はありません。
英語を読む力
英語は、読むのは遅いものの読んでそれを理解することに問題はありません。
ただ、読むのが遅いのがコンプレックスとなって周りと同じものを読むときににあせってしまい、読み間違えをすることはあります。
これも練習で多少は早くなりました。
日常生活の中では、ちょっと面白い事をみんなでまわし読みをしているときに周りの輪についていけないことがくやしいことくらいです。
もっと練習すれば早くなるのかもしれません。
英語を聴く力
アメリカに来た始めの頃は相手が行っている事が聞き取れなくで悔しい思いを何度もしました。
日本に居たころもなるべく英語を聴くようにはしていましたが、なかなかじょうたつしませんでした。
アメリカに来て一番早く上達したのが、聴く力です。
当時は、インターネットも余り普及していませんでしたし、周りに日本人はほとんどいなかったので日本語を聴く事はほとんどなかったのです。
テレビを観る事でかなり英語が聴き取れるようになったと思います。
- ニュースをみる 当時はニュースをよく観ていました。特にローカルニュースは映画を観るより自分の生活に密着した単語を耳にすると思いますし、話している内容も自分の身近で話題になる事が多いと思います。
- Sitcomをみる 私には映画やドラマよりもSitcomを観るほうがあっていました。30分と言う長さは私にとってちょうどいい長さであったというのと多くのSitcomは日常生活でよくあるシチュエーションが多いからです。
もしドラマや映画を観るほうが自分にあっているという人は、それも良いと思います。
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ビジネス英語
私の場合、ビジネス英語はあやしいと思います。普段、そういう環境にいないのできちんとしたビジネス英語を使うことがないからです。
ビジネス英語ではよく使うメールを書くなどと言う事は、私は苦手にしていることのひとつだと思っています。
これは、私個人のことなので、きちんとビジネス英語を勉強している人には、それなりに上達することだと思います。
自分が求める英語力とは
時々、自分が求める英語力はなんだろう。
と考える事があります。
- ネイティブのように話せるようになること
という会話をすることがよくあるのですが、褒めてはいただいているのですが、外国人の割には英語が話せるという解釈もできます。
ネイティブなみに英語を話す人にはわざわざ言わない言葉であるとも思っています。
外見と発音のせいでもあると思うのですが、もっと英語が上達したいものです。
ネイディブのような綺麗な発音をするのはハードルが高いので語彙力と会話の内容の向上がこれまでのまたこれからの目標です。
自分の英語が伝わらない時は
日常会話に困らないといっても自分の言いたい事が伝わらない時もあります。
ただこれは、自分の英語力以外に原因がある場合もあるので自分だけを責めたり、必要以上に落ち込まなくてもよいのです。
単に会話相手の知識不足かもしれないのですから。
言いたい事が伝わらない時の対策
- 言い方を変える 言い回しを変えるだけで簡単に伝わる時もあります。
- 使う単語をかえる アメリカ生活あるあるは、人によって同じもを違う名称で呼ぶことがあると言うことです。ですから使う単語を変えるだけで伝わる事もあります。
- ジェスチャーを加える 私の場合発音が悪くて伝わらない時はジェスチャーが大活躍します。
- ゆっくり話す 訛りのある話し方は、相手が聞きなれないと聴き難いものです。ゆっくりと話すだけで解決することもよくあります。
それでも通じない時は、友達や家族を頼ることになります。たまにどうしても私のアクセントでは、だめな人に出会うのです。
その他の伝わらない理由
- 相手にきく気がない これは、英語がどうとかと言うレベルではありません。相手に聴く気がなければ、こちらがいくら一生懸命伝えようとしてもつたわらないのです。
- 相手にきく力がない アメリカあるあるかもしれません。自分も伝えたいと言う意志があって、相手も聴きたいという気持ちがあってもお互いの英語力がないと難しいことがあります。
- 相手に知識がない 何かの専門家が専門用語を使って説明を行ったときに全く理解できないと言う事があります。それと同じで相手に話している内容に対する知識が全くない場合、自分の言っている事が伝わらないまたは伝わり難いということがあるとおもいます。
それぞれの目標
よく英語の教材や勉強法、また体験談についての記事をよく目にします。
どの勉強法が一番いいのか難しいところです。
人それぞれ、かけたい時間も違うだろうし、どの英語力を伸ばすしたいかは違うと思います。
1年間の留学期間に英語力を伸ばそうとする人、渡米までの数ヶ月に基本的な会話を習得したい人、そして時間はあるのでとにかく日常生活に困らない英語力をつけたい人など色々だと思います。
短期間で習得できる事にこしたことはないし、それが出来る人もたくさんいます。
でも、短期間で習得できないひとも諦めないで欲しいです。人それぞれなのです。
自分にあった勉強法を見つけるのが一番難しいのだと思います。
まとめ
今でも英語に対してコンプレックスがあるので英語の学習法についての記事を見つけるとついつい読んでしまいます。(笑)
日本語も英語も常に勉強していかなければ、と思います。
自己評価では、一番上達したのが聴く力、その次が話す力、一番上達していないのは書く力です。
発音のほうは、少しずつ頑張ります。
発音が悪くても(よいに越した事はないが)伝わるので話しましょう。普段よく会話する相手なら自分の話し方に慣れてくれますよ。