bullying

アメリカの子供といじめ(Bullying)

アメリカの子供といじめ

日本でもいじめの問題は、いつの時代も存在します。アメリカでも同じようにいじめの問題は存在します。インターネットが普及している現在では更に悪質ないじめを耳にすることもあり、心を痛めるばかりです。

 

私の子供時代

日本で生まれ育った私も多少のいじめを経験しました。小学1年生のときに前の席の男の子が先生が黒板に向いて子供たちに背を向けるたびに私のことをぶったのです。

本気で親に「学校に行きたくない。」と言ったのはこのときだけです。母は、学校に行って先生と話してくれましたが、特に何も変わらなかったのを覚えています。幸、その子が1年生の半ばで転校してしまったので、その後いじめにあうことはありませんでした。

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息子の場合

小学校にあがるまで

小学校にあがるまでは特に何の問題もありませんでした。幼い子供たちはあまり気にしないようです。それでも「中国人?」と聞かれることはよくあったようです。

小学校時代

小学校にあがると今まで会った事のない子供たちと接する機会ができます。幸、息子はあまり細かいことを気にしないなのと、免疫が多少なりともついていたので、多少の事では落ち込まなかったです。

おかげで学校では、特に問題はありませんせした。

それでも「アジア人コメント」や「アジアンジョーク」を言われる事は、日常茶飯事です。特に私たちの住んでいる田舎町では、アジアの地域に対する知識の少ない人たちが多く、日本と中国の違いが分からない、理解していないひとが多くいます。(日本人の私からしたらとんでもない事です。)

一度、誕生会に呼んだクラスメートに「中国語が話せないから、誕生会には行けない。」と断られたことがありました。(もう少し気の利いた断り方があるとおもうのですが。)

学校では問題なかったのですが、デイケアで仲間はずれにあいました。みんな仲良くしてくれるのですが、1人ガキ大将の男の子がいてその子が来ると他の子も息子のことを仲間はずれにしたのです。

親としては情けないのですが、息子の愚痴をきくだけで特に何もする事ができませんでした。その男の子は2つ年上だったので学校での接点はなく、デイケアにも週2回くらいくるほどでした。どうにか解決しようと悩んでいるうちにその男の子が引っ越してそのデイケアに来る事はなくなりました。期間は3、4ヶ月でこのとき息子は6歳でした。


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中学時代

中学時代も特に問題なく過ごしました。もちろん「アジア人コメント」や「アジアンジョーク」を言われる事は日常茶飯事です。本人は聞き流しています。

ヒスパニックに対する差別用語がありますが、体格がよく日焼けをしていて肌が黒い息子は、ヒスパニックに見える事があるらしく、ヒスパニックに対する差別用語で呼ばれることがよくあります。

あるアメリカンフットボールの試合での出来事

相手校の選手(黒人)”Hey, XXXX(ヒスパニックに対する差別用語)”

息子       ”You don’t know what you are talking about but I know what you                                     are.”

息子のチームメイト ” He is right (笑)”

この会話が良いのか悪いのかは別として差別用語で相手を呼ばずに相手を言い負かしたようです。(あまりにも強気なので時々心配です。)

他の子のいじめを知る

私の偏見かも知れませんが、女の子のいじめは男の子のいじめより深刻な気がします。息子が中学生のとき1人の女の子がいじめのターゲットになりました。

誰かがその子の悪口をネットに書きそのページが瞬く間に広まったのです。私はそのページを見ませんでしたがかなり悪質だったようです。

ローカルニュースで報道される

事の経緯は分からないのですが、問題が解決されないので彼女のご両親が地元のニュース局にそのことを話したようです。結果、ローカルニュースで報道され、この問題は皆の目に留まりました。そして学校側もしかるべき対処をしたようです。

このターゲットになった女の子ですが、学校でも人気者だったようです。誰がいじめのターゲットにされるか分からないのです。

学校でのけんか

大きい町ではないので、ギャングなどの問題は聞いた事がないのですが、子供たちの間のけんかの問題はときどきあります。けんかが好きなグループが他の子にけんかをしかけることがあります。

息子が中学時代に息子の友達がターゲットになった事がありました。下校時間だったそうですが、状況に気づいた息子たちがすぐ近くにかけつけて事なきをえたようです。学校の監視カメラが一部始終をとらえていたので、けんかをしかけたグループの子達は謹慎処分をうけました。

良い仲間がいることはとても大切です。

高校生になって

今のところ問題ありません。

ただ、いじめはやはり存在します。誰もがターゲットになりうるのがとても怖い事です。

親に対する偏見?

笑ってはいけないのですが、旦那が学校に行った時に時々あるのですが、学校の職員の方が旦那を息子の父親だと信じてくれないのです。どちらにしてもIDは提示しなくてはいけないのですが、IDを提示する前に「あなたがXX君のお父さんなわけがない。」というようなことがあるみたいです。

私の場合は、頻繁に学校に行っているせいか、職員の方に顔を覚えてもらっているので、とても親切にしてもらっています。

まとめ

私の息子の場合、幸、深刻ないじめにあったことがありません。ですが、いつ何があるか分かりません。息子とコミュニケーションを上手くとって見守っていきたいとおもいます。

 

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