アメフトの審判
アメリカで人気のスポーツアメフトの審判はどんな人が行っているのでしょうか、また、1試合で何人の審判がいるのでしょうか、いろいろきになるところです。
審判になれる条件は、スポーツによってまたは審判をするリーグによって違ってきます。
高校以下の試合の審判になる場合は、地域レベルでトレーニングが受けられます。各機関のルールに基づいたトレーニングを受ける必要があります。
また、プロの試合の審判になるには大学チームの試合やセミプロの試合の審判などの経験を踏む必要があります。
NFL National Football Leagueの審判
審判は全員で7人居ます。審判のことはOfficialと呼ばれます。Officialの責任は試合がルールに基づいて行われることです。
一般的にみんな審判全員をRef(Referees)と呼んでいますが、それぞれの審判はそれぞれ決まった役割があります。
-
- Referee 主審です。審判の間で意見が異なった場合、最終的な判断を下すのはこの主審のしごとです。また主審は白の帽子を被りほかの審判は黒の帽子を被っています。
- Umpire Defensive lineとLinebacker の後ろに立つ審判です。Offenseの動きを見ている審判でilligal blockingやholdingなどがないか見ています。
- Head linesman Visiter sideのサイドラインに立つ審判です。ボールがスナップされる時にファール(false start)がないか見ています。また、Chain crewが正しい位置に移動していることを確認します。ボールが外に出たことやその位置を確認します。
- Line Judge Head linesmanをアシストする審判でホームサイドのサイドラインに立ちます。オフサイドをみたり、ホールが外に出たのことやその位置を確認します。
- Field Judge Umpireの左手後方に立つ審判です。pass interference, illegal blocks downfieldそして incomplete passesを判断する審判です。また、デイフェンスの動きも判断する審判です。
- Side Judge Umpireの右手後方に立つ審判です。Field Judgeと同じでpass interference, illegal blocks downfieldそして incomplete passesを判断する審判です。また、デイフェンスの動きも判断する審判です。Field Judgeとは反対側のサイドラインを見ます。
- Back Judge Umpireの後方に立つ審判です。Field JudgeやSide Judgeと同じくpass interference, illegal blocks downfieldそして incomplete passesを判断する審判です。また、デイフェンスの動きも判断する審判です。また。タイムクロックの時間切れになった時にdelay of gameのコールをする審判です。
プロの試合では、これだけの数の審判が居ても全部の選手の動きを見ることができないのでインスタントリプレイがあっていろいろな角度からの画像でプレイを確認して正しい判断がされるようになっています。
大学の試合も7人の審判です。
スポンサードリンク
高校アメフトの審判
調べてみると高校アメフトの審判は、1軍の試合は、普通5人、2軍、1年生チームの試合は、3,4または5人とあるのですが私が息子の試合を観戦した限りでは、1軍の試合で5人、2軍、1年生チームの試合で3人でした。
私が観戦した高校の審判は、Referee、Head linesman,Line Judge,Back Judgeの行われました。当然、5人の審判ですべての選手の動きをみることができるはずもなくインスタントリプレイがあるわけでもないので審判のコールに従うしかありません。
コーチが、不服なコールのときに審判に抗議する姿をみかけることがよくありますがコーチの意見が認められることは余りないようにおもいます。
色々なコール
審判が見届けられなかったために不公平なコールが行われることはよくあります。これによって試合の流れが変わる事もあるのでなんとも言えないのですが仕方ありません。
自分たちのチームにとってよいコールだったり逆に不公平なコールだったりと色々です。
- Blocking Below Waist 15 yards
- Chop block 15 yards
- Block in the back 15 yards
- Delay of game 5 yards
- Face Mask 15 yards
- False Start 5 yards
- Offside 5 yards
- Holding 10 yards
- Horse-collar tackle 15 yards
- Intentional grounding 5 yards
- Pass interference 15 yards
- Roughing the kicker 15 yards
- Unsportsman like conduct 15 yards
他にもありますがこのあたりが私が高校アメフトを観戦しているときにみたり、コールされたりする反則です。
一方のチームの反則ばかりがコールされることもよくあることです。
またこの中でもFace Mask、Unsportsman like conductは危険な動きで観客(親)があつくなる反則です。
選手たちは
選手たちは、自分がやってない行為を審判の見間違いでコールされたり、相手の反則行為がコールされなかったりということを毎試合経験します。
- 反則をコールされないように気をつける 主に腕の動きなどだと思います。
- 自分の反則をコールされた時は、次は気をつける でも意識しすぎない 子供たちを見ていると失敗した後はすぐ気持ちを切り替えて次のプレイに集中している様子を目にします。
- 不公平でもコールされた場合はネガティブポイント 審判の見間違いなどで反則をコールされた場合でもネガティブポイントとして自分の記録に残ります。
- 相手の反則がコールされない時は仕方がないので気持ちをきりかえる よくあることです。気持ちを切り替えて次のプレイに望みます。
審判のコールに怒って自分を見失わないように普段から気を付けているようです。
中学アメフトの審判
息子が通った中学のアメフトの試合の審判は3にんでした。
審判が少ない分、全部をみれていないので観客からの野次もすごいです。
まとめ
アメフトは、危険なスポーツであると思います。だからこそ審判の数は多いほうがいいと思います。中学や高校の試合でももう少し審判の数が多いほうが安心できます。
また、少ない数で試合を進める審判は大変だと思うのですが、審判によってはよくみている人とあまりそうでない人がいるので審判のレベルがもっとあがればよいのですが、いろいろと難しいところだと思います。