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アメリカの学校の規則と罰則

アメリカの学校の規則と罰則について

アメリカの校風は自由というイメージもあるかと思いますが、結構、規則があります。

キンダーガーデンから小学低学年まで

私たちの学区では、キンダーガーデンから小学校低学年までの子供たちが良い行動や態度をすることを学ぶためにカラーチェンジというものを行っています。

このカラーチェンジシステムが良いか悪いかは、一概には言えないのですが、(どんなシステムも子供によって影響の仕方が違うと私は思います。)子供たちの態度や行動に対する物差しとなっています。

カラーチェンジシステムは毎朝全員がグリーンの色から始まります。そして先生から注意を受けるごとにカラーが変わっていきます。

  1. グリーン
  2. イエロー
  3. ブルー
  4. レッド
  5. ホワイト

の5段階です。5のホワイトまで行くと学校のほうから保護者に電話連絡が行きます。注意の内容は、小さな出来事から大きな出来事までいろいろなのでカラーをみただけでは一概にはいえないと思っています。

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私の息子は最初の2年間、1週間グリーンだった週が2回位しかありませんでした。(笑)

注意された内容は

  • 先生が話しているときに聞いていない。または他の子とおしゃべりをしている
  • トイレで時間をとりすぎている(多分ふざけていたのでしょう)
  • トイレを水浸しにした(手を洗うときにふざけていた?)
  • 教室移動のときに列をみだした(教室移動のときは2列に並んで廊下の右側を歩く)
  • 他の子を押した(小さいころ他の子に比べて体が大きかったです)

などです。息子の場合は、レッドまでもらってきましたが、ホワイトまではいかなかったので学校に呼び出されることはありませんでした。オープンハウスや面談の時に先生と話したときは、「元気が良すぎることがあると」言われました。

小学生から高校生まで

ISS(In School Suspension)

学校で先生がちょっと注意する以上の問題を起こした場合ISSに送られます。危険物を所持していたり、他の子に危害を加えたり等の問題を起こした場合です。ISSでは、学校内の隔離された場所で一日中先生の監視のなかで過ごします。

Alternative Scool

ISSに送られても態度や行動を改めない生徒や悪質とされる態度や行動を起こした生徒は、Alternative Schoolに送られます。ISSは違って学校外に位置しています。期間等はその都度決められています。また態度が改められない場合は期間が延長となることもあります。

携帯電話

学校内で携帯電話を持っていたり使ったりすることは許可されていますが、使ってよい場所と時間があります。またテストの際は先生が全員の携帯電話を回収してテストが終わった後に生徒に渡します。

ルールを破った場合には先生に携帯電話をとりあげられてしまいます。返してもらうには$15払わなくてはいけません。(親を罰しているようにも思えます。息子が中学生のときに一度$15はらいました。泣)


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キャンプ

小学6年生は毎年春に1週間キャンプに行きます。ISSに行ったという記録のある生徒は(小学4、5、6年生時に)参加することができません。

罰則だけでなく、褒美(Reward)もある

息子が小学生の時には先生がみんなで 自転車にのって野外活動をしました。(クラスの生徒の成績と態度が良かったことへの褒美として)

小学校低学年の子供には、毎年皆勤賞だった生徒の中から抽選で自転車が送られます。

中学生になると成績と態度のよかった生徒はフィールドトリップに行くことができます。(映画館などに連れて行ってくれます。)

罰則に関しては、なかなか線引きをするのが難しいと思いますが、同意できるできごとと出来ない出来事があるます。それでもルールについてはStudent Handbookにかいてあるので(年度初めに読んだこと確認した書類にサインします。)守らなくてはいけません。

 

 

 

 

 

 

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